淡路島の祭礼と風流

日 時 平成26年1月20日(月)
場 所 園田学園女子大学
主 催 シニア専修コース
 江戸末期の「淡路国風俗問状答」によれば、『神事多く有り・・・』と
あります。
 淡路北部(津名郡)には洲本市五色町の鳥飼八幡神社や淡路市
育波の八幡神社等で1月15日に粥占祭があります。
 これは御田植神事とはいうものの、仮田で田植えの所作をする
ものや、境内の田に種を蒔くもの等々、その方法には差異が見られるとのことです。
 一方 淡路南部(三原郡)では、南あわじ市湊の湊口神社のささら踊、八木新庄の稲荷神社で雨乞いとして踊られた百石踊等があります。
 淡路島全体として多く見られるものには、ダンジリ、的天の式、流鏑馬、相撲などがある由です。
 また風流系統の芸能は三原郡に多く、代表的なものに風流大踊小踊があります。
 大踊には、花の踊り(亀岡踊り)・奥山踊り(もみじ踊り)・恋の踊り(だて踊り)・坂本踊り(小山踊り)・都踊り(まち踊り)・名古屋踊り(きぬぎぬ踊り)があります。
<( )内は前踊りと言って2列の前列の踊り、前列と後列で異なる踊りを舞う。>
 小踊には、神楽踊り・与作踊り・向の山踊り・お仙踊り・月日踊り・千石踊り・唐人踊り・綾踊りの8番が伝えられているとのことでした。(写真は風流大踊小踊:ネット)