日 時 平成26年2月3日(月)
場 所 園田学園女子大学
主 催 シニア専修コース
淡路島北部の正月行事にヤマドッサンというのがあるとのこと。
これは北部の地形が山地や丘陵が多く、したがって水田も
傾斜地に設けられていることに関係しているのだとか。
ヤマドッサンは来訪神で夫婦の神さんが家の裏山から正月の
9日の夕方にやってくるというものです。
ヤマドッサンの祭の準備は主婦が行い、祭そのものは主人が行うのだそうです。
まず主婦がジノミ(白餅とご飯)をつくり、主人が壁に鍬を立て
かけて蓑と笠を着せ、ヤマドッサンに見せかけます。
やがて主人は篭にジノミを入れて声をかけながら苗代田へ
行き、神の名や田の名を次々に言っていきます。(9日夕方)
そして翌10日には主人がヤマドッサンの蓑と笠を着て白餅
に若水を入れてつき、出来た白水を神棚等にかけて終ります。
ヤマドッサンは伝承のみにて実際には行われていない由。
(写真上は講座会場、写真下は講座風景です。)