日 時 平成26年4月7日(月)
場 所 兵庫県民会館
主 催 兵庫県芸術文化協会
NHKの大河ドラマ「軍師・官兵衛」がいよいよ佳境に入ってま
いりましたが、このたび「軍師」について学んできました。
「軍師」とは、主将に属して軍機をつかさどり謀略をめぐらす人
巧みに策略・手段をめぐらす人・・・と定義付けられるとか。
遠く中国では蜀の軍師・諸葛孔明がつとに有名です。
日本では武田家の山本勘介、羽柴家の竹中半兵衛そして尼子家の山中鹿介等が挙げられます。
山本勘介は川中島の戦いで作戦失敗の責任を取り討死していますし、竹中半兵衛は中国攻めの陣中で病没しており、また山中鹿介は上月城の落城時に毛利氏に捕われ護送の途上に斬首されています。
そう見れば黒田官兵衛のみが生涯を全うしたとも言えそうです。
日本には「軍師」の養成学校が関西や関東にあったようで、有名なのは足利尊氏の祖先が創った「足利学校」で、主として漢字の読み書きを教えていたそうです。
「軍師」の第一条件は文字が書け読めることで、そうでないと兵法書も理解で出来ないからでしょう。
後年において、八陣の基本形(魚鱗・鶴翼・雁行・・・)等が兵書に紹介されていますが、実戦ではこのようなきれいな形は無理で、主に一直線の勝負だったと推測されます。
平たく言えば「軍師」とは「アドバイザー」に近い人であったのでしょう。(写真は山中鹿介:ネット)