日 時 平成26年5月29日(木)
場 所 宝塚医療会館
主 催 宝塚市医師会
日本内科学会の報告(2010年)によれば、甲状腺機能異常
(ホルモン異常)のある人は、男性で7人に1人、女性は4人に
1人もいるのだそうですが、そのほとんどが異常を感じていない
とかで、検査をしてはじめてわかるのだそうです。
甲状腺という器官は、甲状腺ホルモンをつくる体の中で最大の
内分泌器官で、たとえば血中のカルシウム濃度を下げるホルモン等を分泌するとのことです。
また甲状腺の状態を知るための検査としましては、①血液検査・②甲状腺超音波検査・③細胞診・④放射線検査があるとのこと。
そして甲状腺の代表的な疾患はといいますと・・・・・
・バセドウ病 ⇒ 過剰に甲状腺を刺激し、機能亢進症を起こす。
・橋本病 ⇒ 慢性に甲状腺に炎症が起きている。
・甲状腺機能低下症 ⇒ 甲状腺ホルモンが長期間不足する。
・その他、「無痛性甲状腺炎」「亜急性甲状腺炎」「甲状腺腫瘍」「プランマン病」・・・があります。
これらの治療としましては、手術が基本ですが、ホルモン剤の服用やアイソトープ(放射性ヨード)治療もあるとのことでした。(写真はネット)