いじめの実態と課題

日 時 平成26年6月28日(土)
場 所 神戸女学院
主 催 神戸女学院生涯教育委員会
 文科省では「いじめ」を、「当該児童生徒が一定の人間関係が
ある者から、心理的・物理的な攻撃を受けたことにより、精神的
な苦痛を感じているもの」と定義付けしています。
 「いじめ」の態様は、①冷やかし・悪口・嫌なことを言われる、
②仲間はずれにされる、③金品をたかられる、④恥ずかしいこと
や危険なことをさせられる等々、そして最近では⑤パソコン(ネット)や携帯で誹謗中傷される等がある由。
 このごろの「いじめ」の特徴は、「見えにくくなってきている」「対象が正義感や好成績の児童にも広がっている」「いじめと非行の接点があいまい」「歯止めのなさや仲裁者がいない」等々であるとのことです。
 さて「ネットいじめ」ですが、これは学校の公式サイトとは別に生徒が設置したコミュニティサイトによるものとのことで、誹謗中傷的表現が目立ちます。
 このようなことを発見した保護者は、「情報の削除を求める」「発信者情報の開示を請求する」等の対策をしましょう。
 今後は、「社会のルールの共有」「教師と生徒との信頼関係の構築」「親子の絆、コミュニケーションを深める」等が重要であろうとのことでした。
 また「いじめ防止推進法」の理解・周知・活用も必要であるとのことでもありました。(写真は会場入口)