はじめての民俗学

日 時 平成26年7月22日(火)
場 所 フレミラ宝塚
主 催 いきいき学舎
 民俗学とは、自分達より前の世代の生活の知恵や工夫について
学ぶ学問であるとか。
 今回はその中から幸福観について解説をしていただきました。
 幸福観とはたとえば大金持ちになる等ではなく、日々の糧を得る
とか健康に過ごす等、平穏無事に暮らし続けることだそうです。
 そのためには、まず近隣、友人知人、親戚等、自分の周りの人たちと良好な関係を築くことです。
 基本的なコミュニケーションの取り方は「挨拶」からでしょう。
 それから日常的な交際をうまくやっていくことで、「冠婚葬祭」が重要です。
 その他の儀礼としましては、人生のプロセスを無事に過ごすためのものとして、成人式・結婚式・還暦祝い等々があり、一般社会では、お正月・お盆・各節句・収穫祭等々の年中行事も大切なイベントのひとつでしょう。
 また、贈り物(中元・歳暮・出産祝・誕生日祝・入学祝・結婚祝・災害見舞・病気見舞・・・)も民俗学的には注目すべきことのようです。
 民俗学は、これらの昔からの伝統を「聞き書き(調査研究)」するもので、日常の何でもないこと(言い伝え等)を歴史的事実としてとらえるものであると認識いたしました。