阪神間モダニズム・駅と街

日 時 平成26年8月11日(月)
場 所 鳴尾公民館
主 催 鳴尾公民館活動推進員会
 鉄道の発達が顕著な日本では、駅と街の結びつきが特に強い
傾向にあり、「街ができて、駅ができる」「駅ができて、街ができる」
という関係で両者は発展してきました。
 阪神間は、江戸時代までは陸運は人や馬等で、また水運は舟で
賄ってきましたが、近代(明治〜)になって西洋文化が流入され、
鉄道が誕生したという経過があります(イギリスの技術を導入)
 講座会場の近くには阪神・鳴尾駅がありますが、この沿線では街が先にできたのが「鳴尾」「武庫川」「久寿川」「西宮」等で、駅が先にできたのが「甲子園」「今津」「香枦園」等だそうです。
 例として、街が先にできた「鳴尾駅」ですが、この周辺には元々大きな集落があって、そこの有力者が阪神電車に土地を提供することにより駅ができたのだそうです。
 また駅が先にできた「甲子園駅」は、その昔枝川と申川のほぼ真ん中に位置していたことから、当然ながら街はなかったわけですが、県が前述の両川を改修して土地を創造して、それを阪神電車が取得した経緯から、まず駅ができたということでした。
 なお大きな集落のあった「西宮」には、当初東から「西宮東口駅」「西宮駅」「戎駅」があったとのことです。
(写真は、現在の阪神・鳴尾駅です。)