高齢者に見られる皮膚疾患

日 時 平成26年8月22日(金)
場 所 フレミラ宝塚
主 催 いきいき学舎
 人間も50歳を過ぎますと皮膚病の発症頻度が高くなるという
ことで、帯状疱疹等の症状が結構出てきます。
 特に60歳以上はより発症率が高くなり、また加齢の他に日光
によっても老化するそうで日に当るのもほどほどが良いようです。
 さて高齢者に多い皮膚疾患としましては・・・・・
 ①皮膚掻痒症(かゆみのみで症状がなく、湿疹が出来てから気付くことが多い)、②皮脂欠乏症皮膚炎(保湿能力の低下によるもの)、③貨幣性湿疹(膝から下に多く出来る湿疹で特に冬に多い)、④うつ帯性皮膚炎(静脈瘤のある人に多く、みみずばれになる)、⑤とこずれ(寝たきりによって出来るもので、常に体位を変化させるかエアベッドも有効である由)、⑥うおのめ・たこ(足の脂肪減少により出来る)、⑦薬疹(たくさん薬を飲んでいる人がその副作用によってできるもの)、⑧爪白癬(爪のみずむし)、⑨帯状疱疹(ウイルスによるもので、加齢とともに痛みが強くなることも)、⑩疥癬(ダニによるもので、全身状態が悪いと出やすい)等々があります。
 また皮膚の腫瘍には良性のものと悪性のものがあり、前者は脂漏性角化症(老人性イボ)や日光角化症(前癌症状)があり、後者には基底細胞上皮腫(紫外線等の影響)、有棘細胞がん(放射線等の影響)、悪性黒色腫(ホクロのがん)等があるとのことでした。