神社に神の姿を見る

日 時 平成24年3月6日(火)
場 所 西宮中央公民館
講 師 西井 璋氏(廣田神社宮司)
 日本には八百万神が居られるわけですが、真っ先に挙げなけ
ればならない神様は、太陽神・天照大御神でしょう。
 アマテラスは、イザナギ命の左目から生まれた最高神で、因み
に右目からはツクヨミが、鼻からはスサノオが生まれたとされて
います。
 さてアマテラスですが、初代・神武天皇から第10代・崇神天皇の時代までは、皇居に祀られていたそうですが、崇神天皇が大和へ、そして第11代・垂仁天皇が伊勢に祀られて今日に至っているのだそうです。
 そのアマテラスは高天原に居ましたが、孫のニニギ命を地上に遣わしてこれを治めさせたとされ、その子孫が現天皇家である由です。(天孫降臨)
 時代は下って第14代・仲哀天皇の頃、そのお后であった神功皇后が新羅へ遠征の帰途、瀬戸内で乗っていた船が動かなくなり困っていますと、アマテラスが表れ「ワレの荒御魂をココに祀れ。」と仰せになり、それを祀ったのが現在の廣田神社(現西宮市)であるとのことです。(写真)
 神社の格式は、①官幣大(中・小)社、②国幣大(中・小)社、③別格官幣社、④都道府県社、⑤郷社、⑥村社の順となっており、廣田神社は最上位の官幣大社であるのだそうです。
 次の官幣中社には、神戸の生田神社や長田神社があります。