ボヘミアが生んだ大作曲家

日 時 平成26年9月25日(木)
場 所 池田泉州銀行講堂
主 催 TOYROクラブ
 標題にいう大作曲家とはチェコの国民楽派のドヴォルザークを指します。
 彼は音楽についてスメタナから強い影響を受け、その作風はブラームスの強い
影響を色濃く受けて、チェコ民族の喜びと悲しみが深く盛り込まれた曲を多数作曲
した人物です。
 なお前述の国民楽派とは、19世紀頃からスラヴ民族の間に起こり民族意識に
根差した音楽を創造した人々のことです。
 彼の代表作は「交響曲第9番(新世界より)」で、特に第2楽章は日本では「家路」として単独でもよく演奏されています。
 CDで最初に聴かせていただいたのは「スラヴ舞曲」でたいへん人気の高い曲ですが、これはブラームスの「ハンガリー舞曲」の成功を受けて書かれたものとも言われています。
 次にクライスラーの編曲で有名になりました「ユーモレスク」を聴き、また鉄道マニアでもありました彼が列車のリズムをイメージした「弦楽四重奏曲」を聴かせていただきました。
 その他「交響曲第4番・第2楽章」「交響曲第7番・第3楽章」「管楽セレナーデ」「弦楽セレナーデ」や歌曲「我が母の教え給いし歌」等々を聴かせていただき、最後に名曲と言われる「チェロ協奏曲」でお開きとなりました。(写真はドヴォルザーク:ネット)