日 時 平成26年9月26日(金)
場 所 ルナ・ホール
主 催 NHK神戸放送局
このたび京都国立近代美術館において「ホイッスラー展」が開催
(9/13〜11/16)される記念イベントとして同美術館の研究員による
レクチャーがありました。
アメリカ人画家であるジェームズ・マクニール・ホイッスラーは主に
パリとロンドンを拠点に活躍した19世紀後半を代表する人物です。
彼は日本の美術・工芸から大きなインスピレーションを得て、独自のスタイルを確立したジャポニスムの先駆者としても、世界的にその名を知られています。
今回の展覧会は初期から晩年に至るまでの油彩・水彩・版画などが紹介されており、彼の全貌を知ることが出来る回顧展になっているとのことです。
展覧会の構成は「色と形」「ジャポニスム」がコンセプトになっている由にて、代表する作品としましてはポスター(写真)にも掲載されている「白のシンフォニー」シリーズがあります。
因みに、その他「黒と金色のノクターン」「青と金色のハーモニー」「灰色と黒のアレンジメント」等と名付けた作品も残しているのだとか。
またオリエンタル的な作品として「紫とバラ色:6つのマークのランゲ・ライゼン」等もあり、西洋と東洋の絵画の先に彼の独特の作品があると示唆しているように見受けられました。