「ラ・トラヴィアータ」を聴く

日 時 平成26年10月7日(火)
場 所 ベガホール
主 催 宝塚市文化財団
 文化財団設立20周年を記念して行われる「オペラ・ガラコン
サート」に先立ち、そのプレレクチャーがありました。
 メインはジュゼッペ・ヴェルディの「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」を
中心にしたものです。
 プレレクチャーはその「椿姫」についての解説と演奏でした。
 まずストーリーですが、パリの社交界の花ヴィオレッタ(すみれの意:花言葉は誠実)と南仏プロヴァンスの青年アルフレードが運命的な出会いをしたことから始まります。
 二人はすぐに恋に落ち、やがてパリ郊外で暮すようになりますが、ある日アルフレードの父:ジェルモンが来訪し、二人の別れを懇願したことから悲劇が起こります。(結末は観てのお楽しみです。)
 次に演奏を聴かせていただきましたが、最初の曲は「幸せなある日」(アルフレードの告白)、2曲目は「不思議だわ!ああ、そはかの人か〜花から花へ〜」(ヴィオレッタの心の中)、そして3曲目は「パリを離れて」(二人の仲を許す父の手紙)で締めくくられました。
 なお、ヴェルディがつけた題名の「ラ・トラヴィアータ」とは「道を踏みはずす」の意で、日本語訳の「椿姫」はヴィオレッタが結核を患っていたため、部屋にはいつも匂いのしない椿の花を飾っていたことに由来しているのだとのことでした。