ホドラーの画業

日 時 平成27年2月12日(木)
場 所 ルナ・ホール
主 催 NHK神戸放送局
 スイスを代表する画家フェルディナント・ホドラー(1853
〜1918)の展覧会が兵庫県立美術館で1月24日〜4月
5日まで行われていることを記念してのレクチャーです。
 本展は、1864年に日本とスイスとの間で修好通商条約
が結ばれてから150年ということで開催されたものです。
 精神性の高いホドラーの作品は阪神大震災を経て復興する県民に感銘を呼び起こすことでしょう。

ホドラーの作品は個性的・装飾的・象徴主義的で、19世紀末
から20世紀にかけた世紀転換期の時代を色濃く描き、また
スイスの風景は自然を明確に示している由です。
 本展はスイスの美術館および個人所有の代表的な作品で
約90点展示されており、①光のほうへ(初期の風景が)から
⑦終りのとき(晩年の作品)まで7つに構成されているとのこと
 右の作品は、ベルン州美術コレクションの「感情Ⅲ(1905)」と
いう油彩で彼の代表作のひとつです。