日 時 平成29年2月17日(金)13時〜14時30分
本題に入る前に今年は酉年ということで、これになぞらえて
「酉年の か・き・く・け・こ」をご教示賜りました。すなわち・・・
<か> 感 謝、感 動
<き> きょういく(今日行く)ときょうよう(今日用がある)
<く> 苦労は肥料
<け> 謙 虚
<こ> コツコツと ・・・・・だそうです。
さて日本国内は1615年の「大阪夏の陣」を最後に内戦がなくなり、元禄時代に入りますと、観光旅行として「伊勢参り」が盛んになって、通行手形(パスポート)と各所名所図会(観光ガイドブック)を持って庶民が出かけるようになります。
ただ当時はまだまだ道路整備も不十分で、追分(道の分かれ目)すなわち道標(道しるべ)が旅人のよりどころで、その片鱗が各所に残っています。(写真)
他に心配なことは途中で病気になったり不幸にして死亡したりした場合はどうなるのかということです。
原則は通行手形を持っていて身元が明解な場合は、「死亡」ではその土地の風習により葬られ、「病気」では国元へカゴ等によって送り返された由です。(運送代は着払い)
さて、表題の「もう一つの伊勢参り」とは福知山にある「元伊勢参り(現伊勢神宮の故郷)」や彦根にある「多賀大社(伊勢は多賀の子)」等で、今も庶民の信仰が続いているとのことでした。