生物に生き方をたずねる

日 時 平成29年4月19日(水)10時〜11時30分
 生物が子々孫々生き残っていくには3つの戦略を駆使してい
るのだそうです。
 それは、「辛抱」「依存」「競争」であるとか。
 昔からの諺に、『風が吹けば、桶屋が儲かる。』がありますが
これは、「風が吹けばほこりがたつ」⇒「ほこりがたてば、目が
悪くなり盲人が増える」⇒「盲人は三味線をひく」⇒「三味線に
は猫の皮が必要になる」⇒「猫が減れば鼠が増える」⇒「鼠が
増えれば桶をかじる」⇒「だから桶屋が儲かる」・・・というものです。

このような理屈が大なり小なり生物にも存在します。
 花は、おしべとめしべを蝶々やハチ等に依存していますし、
柿やドングリ等は、豊作と不作を繰り返しながら辛抱強く
着々と生き残っています。
 たとえば、ある葉は害虫に食べられようとする時、においを
出して周りの仲間に危険を知らせ、その仲間たちは害虫に
食べられにくい物質を出したり、その害虫の天敵を呼ぶため
に他のにおいを出したりするのだそうです。