人と自然の共生・妖怪によせて

日 時 平成29年5月17日(水)10時〜11時30分
 今回は人と自然と文化が生み出した日本特有の妖怪について
のお話しでした。
 街中によく切るとたたりがあるという理由で道路の真ん中に樹
が残っているのを見かけます。(蛇が宿っている?路傍樹)
 また妖怪でポピュラーなものが「河童」で、これは川・沼・淵等に
出没するとされていますが、これは子供がこの辺で遊ぶと危険
なので、とかその村で暮らしにくいウィークポイントな所なために
このような話しを作ったとも言われています。

また、姫路城の天守閣に住みついているというウワサの妖怪に
「おさかべひめ」があり、人家の近くに出るという妖怪に「化け猫」
があったりもします。
 その他、よく山中に出るとされるのが「ひだる神」で、人をひもじ
くさせる妖怪ですが、これは山へ入る時は必ず食べ物や飲み物
を持参することという教訓からきたようです。
 このように、妖怪はただ怖い存在だったのではなく、日本では
人と自然と文化が深くかかわっていたようです。