日 時 平成29年6月21日(水)10時〜11時30分
標記の題で武庫川を例にお話しがありました。
一般的に河川は険しい渓谷などから発し、穏やかに蛇行しな
がら海へ流れ込むものです。
しかし武庫川は篠山盆地から発し、藍本から須磨田までは
山間部を屈曲しながら流れ、次の広野から道場まではまた三田
盆地を通っています。
上流は盆地が多いため水量は比較的少なく土砂などはあまり
運ばれてこず、浸食もあまりありません。
ところが中流に入りますと、すなわち武田尾から生瀬までは
V字谷の渓谷になっており、いかにも上流のごとき景観を
見せています。
これは昔の六甲山系の活発化や有馬層群による由です。
川幅は上流の盆地のところや下流は結構な幅がありますが
この中流はV字型のためほとんど幅はありません。
そして宝塚大橋から終点(大阪湾)までの下流は、大阪平野
北西部を流れています。