室内楽に魅せられて

日 時 平成29年7月10日(月)10時30分〜12時
 毎月 CDでクラシック音楽を聴いたり、DVDでバレエや
オペラを鑑賞したりする集いがありますが、そこが年1回
生演奏を企画しますので参加してきました。
 本日の生演奏を担う編成は、ヴァイオリン(2)、ヴィオラ
(1)、チェロ(1)というものでした。
 演奏曲目の前半は、モーツアルトの弦楽四重奏曲ニ長調
「プロシア王第1番」K575で、モーツアルトらしい優美な
ハーモニーを奏でる曲でした。
 この曲はモーツアルトがドイツへ旅行中にプロセイン国王から作曲を依頼されたもののひとつで、帰国後 早速作曲にとりかかりフランス革命の年(1789年)に書き上げたものです。
 ただこの曲の楽譜が出版されたのは、彼の死後であった由。
 後半の曲はヴェルディの弦楽四重奏曲ホ短調で、第1楽章はソナタ形式で書かれており、その第一主題を第2ヴァイオリンが受け持つというものでした。
 第2・第3楽章は3拍子で、優雅な舞曲の中にも少しおどけたところのある曲風で、終楽章は再び四拍子に戻り力強く終わりました。
 アンコールは「ハッピーバースディ」でしたが、1番はハイドン風、2番はモーツアルト風、3番はベートーベン風、4番はドボルザーク風、5番はブラームス風とユニークな試みでした。