日 時 平成29年8月3日(木)10時30分〜12時
CDでクラシックを聴く会に足を運んできました。
今回は、ラフマニノフが取り上げられ、ピアノ協奏曲の第3番
と第2番を聴かせていただきました。
セルゲイ・ラフマニノフ(1873〜1943)は地主貴族の子として
ロシアに生まれ、4歳から母親にピアノを学びました。
彼は音楽的才能の豊かな両親の感化で、幼少の頃からその
方面の素質を発揮し、モスクワ音楽院に入学しました。
在学中には早くもピアノ協奏曲第1番を作曲し、オペラの作曲もする等、その天才ぶりをみせます。
しかし1917年にロシア革命が起こり、彼は共産主義を嫌ってパリ
へ亡命し、翌年にはアメリカへ渡って永住を決意いたします。
最初の曲、ピアノ協奏曲第3番は彼がドイツのドレスデンに滞在
していた頃から作曲をはじめ、アメリカでの演奏旅行中に書き上
げたピアノ技巧のすばらしいものでした。
引き続いてピアノ協奏曲第2番を聴かせていただきましたが、
この曲は彼の作曲の中でも最も人気の高い作品で、ピアノテク
ニックの華麗な効果とロマン的な気分が色濃く漂う名曲でした。