日 時 平成29年9月22日(金)13時30分〜15時
日本絵画には身近な猫や犬のほか、海外からの情報に基づく
珍獣、実在しない龍や鳳凰などが描かれ、多彩な動物画のライン
ナップがあります。
愛らしさや存在感のあるもの、物語で擬人化された姿を描く工夫
等を具体的な作品を通じて解説していただきました。
絵画に描かれている動物は、大きく分けて、①日本にいる動物、
②日本にはいないが実在する動物、③想像上の動物・・・・・・が
ある由です。
なお、狩野元信の「獣尽図屏風(写真上)」は、前述の①・②・③
の全てを1枚の絵画に描き込んでいるというめずらしい屏風です
また、おもしろい絵画としましては、アイディアマンとされている
歌川芳虎の「家内安全ヲ守十二支之図(写真下)」があります。
この絵は、十二支の動物を全て合体すればこのようになるの
ではないかとするものです。
たとえば、顔はネズミ、尾はヘビ、胴はトラ、足は犬・・・となって
いますが、判りますでしょうか。