日 時 平成29年9月30日(金)14時〜15時30分
病院における手術と言えば長い間開腹手術でしたが、この
ところ小さい穴を数か所開けて行う腹腔鏡手術が主流になって
きたところです。
そして、近年はこの腹腔鏡手術を発展させたロボットによる
手術が急速に導入されてきたことから、これについての概略を
ご教示賜りました。
なお、「ロボット」の語源はチェコ語の「強制労働(robota)」に
由来する由にて、「人に代って労働するために人に模して作られた存在」を意味するとのこと。
医療用ロボットの開発は、1985年に米国で産業用ロボットを
利用して脳神経外科の生体組織診断が行われたのが原点で
その後すごい勢いで全世界へ広がりました。
ただし医療用ロボットは、あくまでも医師の補助ツールであり
人間が主であることにはなんら変わりはありません。
ロボット手術の長所は、反復性・安定性・正確性等で、短所は
機器が高額・触覚がない・発展途上・経費がかかる等です。
今は保険適用がまだ少なく、自費だと100〜150万円必要です