日 時 平成29年10月2日(月)10時〜11時30分
日本の神話から「天孫降臨」のお話しです。
大国主命から地上を譲り受けた天照大神は、当初愛息・アマノ
オシホミミを派遣しようとしますが本人が断ったので孫のニニギノ
ミコトを送り出します。(天孫降臨)
ニニギは地上の大山津見神の娘との結婚を望んだので、大山
津見神はイワナガヒメ(姉)とコノハナサクヤヒメ(妹)を嫁がせま
すが、ニニギは姉の容姿が好みに合わずこれを返しました。
イワナガヒメは永遠の命の象徴でしたので、これを返したことで子孫も含めて短命になります。
ニニギとサクヤヒメの間に3人の男子が生まれ、その三男・山幸彦が長男の海幸彦の釣り針を失くしたため、探しに海へ出かけて行きました。
そこで美しいトヨタマヒメと出会い3年間暮らしますが、兄の釣り針を探しに来たことを思い出し、魚を集めてもらってついに発見して帰国します。
結局 家は山幸彦が継ぎ、海幸彦は薩摩隼人の祖先になります。(末子尊重思想)
やがて山幸彦とおっかけて来たトヨタマヒメの間にウガヤフキアエズが生まれ、ウガヤフキアエズは成長して母の妹のタマヨリヒメと結婚いたします。
ウガヤフキアエズとタマヨリヒメの間に4人の男子が生まれ、その4男であるカムヤマトイワレヒコが東征して天皇家の初代・神武天皇になるという経緯に物語はなっていきます。