武田尾渓谷の植生観察

日 時 平成29年10月4日(水)10時〜11時30分
 武庫川中流にある武田尾渓谷で植生観察が行われました。
 散策順に主なものを紹介しますと・・・・・
 どんぐりの一種である「アラカシ」「コナラ」、前者は増えつつ
あり、後者は減少ぎみとのこと。
 秋の七草の「キハギ」「クズ」、前者は白い花が咲き、ヤマハ
ギは赤紫の花が咲く、後者は葛根湯等の原料になる由。
 なお秋の七草にはこの他、「ススキ」「ナデシコ」「オミナエシ」
「フジバカマ」「キキヨウ」があります。

「カラムシ」「コウゾ」は和紙の原料で、枝の皮を使用します。
 「イヌホウズキ」は役に立たないホウズキであるとのこと。
 「ヤマハゼ」「ヌルベ」はウルシの仲間で、前者は敏感な人が
ふれるとかぶれます、後者はアブラ虫が卵を産み付けたりし、
また平安時代から明治初期まで続いた女性の習慣の『お歯黒』
の原料でもありました。
 「クロモジ」は和菓子等の爪楊枝の材料です。
 その他「ムラサキシキブ」「ミカエリソウ」等々もありました。