江戸末期から昭和の時代へ

日 時 平成29年11月20日(月)10時〜11時30分
 地元・宝塚の近世を中心にお話しをしていただきました。
 まず人口の推移ですが、歴史人口学からみた数字では、人が
住み始めた古代(1万6千年前)は全国で2万人位だったそうで、
それが江戸時代には3千万人となり、昭和の時代では1億人超
となりました。
 宝塚の場合は、中世:2千人、江戸時代:9千人、現在:23万人
という推移です。
 また江戸時代の税金は石高の50%だったとかで、後の10%が自家用、40%を売却(現金収入)した由。

明治17年にはある人が宝塚郊外で湧水を飲んだところ、味が
おかしいので衛生試験所で調べてもらったところ、炭酸ナトリュ
ーム等が含まれていることがわかり、温泉が開湯されます。
 そして明治43年には箕面有馬電気軌道が開通し、これにかか
わったのが小林一三氏でやがて歌劇の幕が開かれました。
 次に遊園地を造り、学校を誘致し、さらに住宅開発を行って
大阪エリアの重要な街として栄えていきます。
 やがて昭和29年には宝塚市として市制施行が行われました。