日 時 平成29年11月22日(水)10時〜11時30分
紫雲山・中山寺(西国三十三所の24番札所)付近の活断層に
ついての実地研修がありました。
この辺は有馬・高槻断層帯(有馬〜宝塚〜中山〜川西〜千里
〜高槻)約60㎞の中間にあり、1596年の慶長伏見大地震時に
右横ずれした地形も見ることが出来るとのこと。
山側は斜面・盛り上がり・段差等が散見され、川の周辺も上流が
低く、下流が高くなっているところもあって断層が動いたことがよく
わかりました。
近くの御殿山中学校の敷地には、真中に断層が通っているとかで
それを挟んで校舎は左右に建てており、阪神淡路大震災の時も
そのおかげで被害は少なくて済んだ由。
近隣の住宅街は、元々森だったところを切り土・盛り土等して
宅地化したところでしたので、先の震災では特に盛り土をした
ところに被害が出たようだとのことでした。
なお近く起きるであろうとされている東南海地震時でも、特に
下地が粘土質のところは要注意であるとのことでした。