日 時 平成29年12月19日(火)13時30分〜15時
日本古来の「雅楽」を聴く機会がありました。
雅楽とは、神・自然・祖先等への感謝を表したもので、「雅」は
正しいとか正統なという意味を持っているそうです。
雅楽には大きく分けて、①国風歌舞(日本古来の楽舞)、
②唐楽・高麗楽(大陸伝来様式の音楽)、③歌いもの(平安時代
に貴族の間で流行した歌曲)がある由。
狭義の意味では、奈良朝から平安朝初期にかけて、シルクロ
ードを通ってインド・中国を経由したり、朝鮮・渤海から伝わった音楽が日本で発展したものだとか。
前述の①は主として宮中で行われる神事の音楽で今回は「御神楽」
から「朝倉音取」を笛で聴かせていただきました。
その他「東遊」(駿河に天女が降臨した故事)や「久米舞」(神武
天皇の逸話)等がある由です。
②はいわゆる宴響音楽で、管絃と舞楽があり、今回は「越天楽」と
源氏物語でも有名な「青海波」の合奏がありました。
③は管絃の伴奏で歌うカラオケのようなものだとか。
最後に出席者で、「越天楽」の一部を体験させていただきました。