自然遺産が危ない

日 時 平成29年12月23日(土)14時〜15時30分
 ユネスコに登録されている世界遺産には①自然遺産、②文化
遺産、③複合遺産がありますが、この内の自然遺産の保護・保
全についてのお話しでした。
 世界遺産は人類の宝となるものを後世に残そうとするものです
が、この中で現在危機とされるものが54ケ所ある由です。
 なお危機遺産とは、何らかの理由で危機に直面している世界
遺産で特に緊急に保全対策が必要なものを言うとのことです。
 日本では、自然公園法、温泉法、観光基本法等によって保護・保全を図っています。

なお「保護」とは、自然のまま手を加えずに保存することで、
「保全」とは、多少の手を加えて破壊や消滅から護るという
のが定義だそうです。
 世界遺産が危機となる原因は、①密漁による野生動物の
減少、②都市開発による破壊・喪失、③浸食による破壊、
④紛争による破壊や盗掘・・・等々だとか。
 日本の世界遺産に危機遺産はありませんが、世界の危機
遺産を保護するため、日本は約35万ドル拠出しています。