森林と草原の国・日本

日 時 平成30年1月17日(水)10時〜11時30分
 日本は「森林と草原の国」であるとも言われますが、その主な
理由は一年を通して降水量が多いことだとか。
 すなわち、梅雨・秋雨・台風・季節風等に起因している由。
 まず「森林」ですが、気温が非常に低い所や風が非常に強い
所には成立しません。(例:高山・海岸・河川・湿地等々)
 また「草原」には、自然草原(人間の活動の影響をうけない)、
2次草原(人間の活動の影響をうける)、人工草原(人間によって
作られたもの)に分けられるとのこと。

この「草原」には、放牧地・水田や田畑の畔・採草地等があって
これは長い歴史の中で育まれた里山林と同等の存在と言える
とのことです。
 管理方法は少なくとも年に数回の草刈りやあぜ焼き(火入れ)
をすることだそうで、草刈りで出た草は牛や馬の飼料や寝床、
肥料として利用していたようです。
 ただ「草原」の管理を放棄しますと、原則 「森林」(主として
ブナ林)へと遷移(変化)が進行するとのことでした。