女難の大王・崇神と垂仁

日 時 平成30年1月22日(月)10時〜11時30分
 古事記を中心に、第10代崇神天皇と第11代垂仁天皇の
女難(?)についてのお話しです。
 まず崇神天皇は大和地方が安定してきましたので、さらに
勢力を拡大するため全国に将軍を派遣いたします。
 その時の1人の将軍が途中不思議な少女に出会い、その
少女が「天皇を殺そうとしている者がいる。」というので、将軍は
都へとって帰しますと、天皇の従弟が謀反を起こしたのでこれを
成敗いたしますが、これは女難というよりも女性によって災いを逃れたということでしょう。

次に伊勢神宮を創建したとされる垂仁天皇ですが、最初の皇后
沙本毘売の兄が謀反を起こしたため、皇后を失ってしまいます。
 天皇は「兄を恨みと思えども、皇后には罪がなく、今でも愛して
いる・・・」と悔しがります。
 その後、天皇は丹波国から4姉妹をめとりますが、そのうちの
2人は器量が良くないと、これを実家へ送り返します。
 2人のうちの1人は、これを悲観して入水自殺をしてしまいます。
 また常世国から橘の実を日本に持ち込ませた天皇でもあります。