日 時 平成30年9月8日(土)14時〜15時30分
がん治療について、化学療法センターにおいて化学療法に
より、入院ではなく通院での抗がん剤治療を行うという話しを
聞いてきました。
化学療法とは、化学物質(化学反応によって人工的に作ら
れた物質)を用いた治療のことです。
化学物質を医療に用いる利点は、①成分が均一である、②
大量生産が可能である、③科学で説明しやすい等々とのこと。
抗がん剤もこの化学物質のひとつで、種類としましては、①細胞障害性物質(従来の抗がん剤)、②分子標的薬、③免疫チェックポイント阻害剤、④ホルモン剤等がある由です。
これらの抗がん剤の採用目的は、①根治治療(がんを治癒する)、②延命治療(がんの成長を遅らせる)、③補助的治療(がんの転移や再発を防ぐ)、④緩和治療(苦痛や症状を和らげる)・・・です。
抗がん剤はがん細胞の分裂を抑え、がん細胞を破壊する役割がある一方、副作用もあります。
主な副作用は、①投与当日はアレルギー反応等、②投与1週間では倦怠感や食欲不振等、③投与2週間では発熱や口内炎等、④投与4週間では脱毛や手足のしびれ等だそうです(個人差あり)。
さて冒頭の化学療法センターという施設ですが、ここは通院による患者が点滴による抗がん剤や生物学的製剤の治療を受ける所だそうです。
入院による治療ではありませんが、専用の部屋で治療が受けられ、選任看護師もおり安心である由。