日 時 平成30年10月1日(月)14時〜15時30分
キリシタン大名・高山右近が現代へメッセージをするなら・・・
というセミナーがありました。 右近の略歴は・・・
1552年:高山飛騨守の長男として誕生する。
1573年:高槻城主になる。
1582年:本能寺の変で羽柴秀吉に味方する。
1587年:秀吉の禁教令(右近は拒否、領地は没収される)
1614年:家康の禁教令(右近は国外追放、翌年マニラで病死)
昨年(2017年)大阪城ホールにおいて右近の列福式が行われました。(福者に認定)
日本のカトリック教会はさらに彼を聖人に認定されるよう運動を続けている由で、因みに聖人とはキリストの福音に生き、徳や教養等を身に着けた最高の人であるとのことです。
彼が残した生涯から、我々はメッセージをくみ取って現代に置き換えてみることも大切なことではないでしょうかとのこと。
特に禁教令を拒否し、大名からひとりの人間として生き、ついに国外追放となってフィリピンで病死するわけで、殺されたわけではないので殉教と言えるか否かは別として、信念を持って(福音を原点として)生きたことは間違いないことでしょう。
秀吉が「大名として残りたければ信仰を捨てよ」と命じたことに対して、右近は「全世界を与えられても、真の救いにはかなわない」と答え、身分を捨てたとのことでした。(ゆるぎない信仰に根差した生涯)