日 時 平成30年10月9日(火)13時30分〜15時
サンサーンスは1835年に生まれ86才で亡くなったフランスの
作曲家です。
彼は3才で作曲をはじめ、10才ではベートーヴェンのピアノ
ソナタを全て覚えて弾くなど、モーツァルトと並ぶほどの神童
でした。
彼の人気作品は「動物の謝肉祭」の「白鳥」ですが、他にも
素晴らしい曲を多く作っていますので、それらの美しいメロディ
の数々をCDで聴かせていただきました。
まず彼の代表作「動物の謝肉祭」からですが、内容はライオンや象などを描いた全14曲からなる組曲で、これは私的な集いのために作られたので、他の作曲家の楽曲をパロディーにして風刺的に用いているものもあり、「白鳥」を除いて作曲家の生前には演奏が禁じられていたとのことです。
次に聴かせていただいたのは「序奏とロンド・カプリチオーソ」で、サラサーテ(スペインのヴァイオリニスト)のために書かれた曲で、スペイン風の要素がかなり取り入れられていました。
そしてその次は、交響詩「死の舞踏」で、これは午前0時に骸骨が現れて踊り、夜明けとともに墓に逃げ帰り、再び静寂に包まれるという様子を描写したものです。
その他としまして、歌劇「サムソンとデリア」より「バッカナール」(神話に出てくる酒の神バッカスを表現した曲)や交響曲第3番(ピアノとオルガンが効果的)、七重奏曲(バロック風)等でした。