日 時 平成30年11月9日(金)10時〜11時30分
兵庫県が誕生して今年が150周年ということで、その記念
講演がありました。
兵庫県が発足したのは1868年のことで、伊藤博文が初代
知事に任命されました。
明治維新近辺の流れは・・・・・
・1866年 徳川家茂死去、慶喜が将軍に就任
・1867年 大政奉還、明治天皇が即位(14才)
・1868年 王政復古、戊辰戦争、江戸無血開城、鳥羽伏見の戦で新政府は幕府直轄領没収
・ 同 年 明治改元、兵庫県(神戸とその周辺のみ)発足
その他、版籍奉還(1869年)、廃藩置県(1871年)等が行われました。
さて今回は初代県知事の伊藤博文についての解説がメインでした。
彼は初代内閣総理大臣であり千円札の肖像の人として知られていますが、元は農家の生まれです。
その後足軽・伊藤家に養子に入り、1857年には松下村塾に入門しています。
そして井上馨らとロンドンへ密航し、英語等を学び、帰国後新政府で外交デビューしました。
やがて彼は神戸事件等の処理によって、外国事務掛→参与職外国事務掛→参与職外国事務局判事→従五位下→兵庫県知事・・・・・と出世いたします。
彼は居留地の整備や廃藩置県の建白等を行い、これが内閣総理大臣への道につながったようです。