ヒロインが歌う愛のアリア

日 時 2019年2月14日(木)13時30分〜15時
 オペラのヒロインが歌うアリアの中から、バレンタインデーに
ちなんで「愛の歌」をCDでご紹介していただきました。
 偉大な作曲家たちは、女心にどのようなメロディーをつけ、
どのような感情を表現しようとしたのでしょうか。
 まず最初はロッシーニの『セビリアの理髪師』からロジーナの
アリア「今の歌声は」で、恋の相手・リンドーロ(実はアルマ
ヴィーヴァ伯爵)に手紙を書いているシーンで歌われます。
 次はモーツアルトの『フィガロの結婚』からスザンナの「恋人よ、早くここへ」で、婚約者のフィガロをちょっとからかっている場面で歌われるアリアです。
 続いてサン・サーンスの『サムソンとデリア』からデリアの「あなたの声に私の心は開く」で、これは敵方の勇者・サムソンを誘惑するために歌うものです。(写真)
 そして日本を舞台にしたプッチーニの『蝶々夫人』から蝶々さんの「ある晴れた日に」で、結婚相手のピンカートンの帰りをひたすら待っているけなげな心情が歌われています。
 次はドボルザークの『ルサルカ』から、水の精・ルサルカが月に向かって恋の相手(人間の王子)への思いを歌う「月に寄せる歌」でした。
 その他、ドニゼッティの『ランメルモールのルチア』からルチアの「狂乱の場」やヴェルディの『椿姫』からヴィオレッタの「ああ、そはかの人〜花から花へ」等々を聴かせていただきました。