日 時 2019年4月13日(土)13時30分〜15時
古墳時代の中国や朝鮮半島との交易には瀬戸内海の海路が
重要な役割を果たしていた由にて、その中心である阪神地域に
ついて解説をしていただきました。
海外交流を時代別に見てみますと・・・
・弥生時代(〜3世紀)⇒漢との外交・交易
・古墳時代前期(〜4世紀前半)⇒魏・晋、朝鮮との外交・交易
・古墳時代前〜中期(〜5世紀)⇒伽耶(朝鮮半島)との交流
・古墳時代中〜後期(〜6世紀)⇒中国南朝、百済・新羅との交流
これを古墳の展開と照らし合わせますと・・・
・古墳時代前期⇒神戸市東部を中心に展開(処女塚古墳等)
・古墳時代中期前半⇒大型古墳なし
・古墳時代中期後半・後期⇒芦屋(金津山)、西宮(津門)等
なお阪神間には、猪名乃浦・六児乃泊・務古水門等の地名
が見え、「浦」「泊」「水門」等「港」を現す語が入っていること
から、交易に重要な役割をはたしていたことが伺えます。
よってこの辺には海路を司る豪族が居たと思われる由です。