オーダーメイド治療の時代へ

日 時2019年5月23日(木)13時30分〜14時30分
 男性女性ともに増加傾向にある肺がんのお話しでした。
 肺にできるがんには、①原発性肺がん(肺の組織から発生
するがん)と②転移性肺がん(他の臓器から発生したがんの
転移)があります。
 また肺がんと喫煙の関係は大きく、毎日喫煙の危険度(%)
は、咽頭がん(95.8%)、肺がん(71.5%)、食道がん(47.8%)
・・・等々となっている由です。
 因みに、最近の喫煙率を見てみますと、男性は年々減少していますが、女性は若い人を中心に上昇傾向にあります。
 肺がんは、①小細胞肺がん(喫煙との関連が大きく、転移しやすい)と②非小細胞肺がん(腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん)に分類されます。
 肺がんの検査には(1)X線写真(レントゲン)、(2)胸部CT,(3)PET−CT,(4)転移を探す検査(頭部MRIや胸部CT等)等々があるそうです。(その後細胞を取って顕微鏡で診断)
 さて肺がんの治療には、(1)手術、(2)放射線、(3)化学療法があり、「肺癌診断ガイドライン」等を参考にします。(薬もイレッサ等分子標的製剤や免疫チェックポイント阻害剤オプジーボ等あり゛)
 肺がんの治療の選択肢は随分と増えてきており、各々の患者さんの症状に合わせた最良の治療が行える土壌が出来つつあるようでした。