日 時 2019年6月3日(月)10時30分〜12時
CDで室内楽を鑑賞する集いに行ってきました。
曲目は、さわやかな季節にふさわしく、(1)ブラームス作曲
「ピアノ五重奏曲・ヘ短調・作品34」と(2)チャイコフスキー
作曲「弦楽セレナード・ハ短調・作品48」から第一楽章でした。
(1)ブラームス(1833〜1897)は、19世紀のドイツの作曲
家で、バッハ・ベートーヴェンと共に、ドイツ音楽家の三大Bと
称される人です。
この曲は故郷ハンブルグでスケッチしたものですが、これを親友のヨーゼフ・ヨアヒムが「力と情熱と豊かさは認めるものの、いくつかの部分で音色に不明瞭さがあることと、魅力に乏しいこと」を指摘し、またブラームス本人も実際に演奏を耳にした結果、自身の判断によりいったん草稿を破棄した由です。
その後、年を経て1864年にピアノと弦楽四重奏という形で、最終版が誕生したといういわくつきの楽曲だそうです。
(2)チャイコフスキー(1840〜1893)は、鉱山技師の次男として生まれ、文官から音楽家になったロシアを代表する作曲家です。
この曲は1880年にオーケストラのために作曲した作品で、彼の代表作のひとつであるとも言われているものです。
(写真はブラームス<ネット>)