日 時 2020年1月31日(金)13時30分〜15時
1月の最後に日本の伝統のひとつである和太鼓の演奏を聴く
機会に恵まれました。
和太鼓は打楽器のひとつで、日本の太鼓の総称です。
今までは主として神社などにおける儀式や祭礼、能や歌舞伎に
用いられてきましたが、近年は盆踊りの他、今回のような舞台で
の演奏など広く活躍しております。
しかし太鼓の歴史は古く、縄文時代には情報を伝達するために
利用されていたようです。
また「古事記」の中の天岩戸(天照大神が一時隠れたとされる)の場面でも音をならす手段として使われていました。
中世におきましては田楽などの発達により隆盛をきわめました。
そして戦国大名は陣太鼓として軍隊を統率するようになります。
江戸時代には行事の伴奏風として使用されるようになり、近代では趣味・サークル等でも活躍し、競技会まで行われるようになりました。
そして現代におきましては、今回のように太鼓だけでも舞台で演奏されるようになり、また町おこしや若い人の育成にも役立ち、ついに海外公演も実現して世界中に知られるまでに成長いたしました。
今回は1月にふさわしく、「元日の語り」等の演奏を聴かせてくださいました。