日 時 2020年10月16日(金)13時〜14時30分
めずらしい女性講談師のお話しを聴かせていただく場があり
ました。
講談はもともと「平家物語」や「太平記」等の軍記物語をその
中心として起こったものの由。
講師は「修羅場読み」に興味があって、若い時に講談塾に
入ったのだそうです。 その中で・・・
(1)講談のリズムが好きになった。
(2)歴史に興味がわき出した。
(3)勧善懲悪がここちよい。
(4)中国の韓非子に共感をおぼえた。
・・・等々により、正式に講談の道を歩むことになったのだとか。
講談で使用するものに、しゃく台・張扇・子拍子・扇子・手ぬぐい等があり、早速聴かせていただきました。
第1席は、「明智左馬之助の湖水渡り」で、光秀が本能寺で信長を討つも、山崎の合戦で秀吉に敗れた時、左馬之助は安土城で留守役をしていたが、光秀の敗戦を知って居城・坂本城に帰るため、馬で琵琶湖を渡ったという話し。
第2席は、「秀吉と易者」で、秀吉が信長に仕える前にある易者(後の安国寺恵瓊)と出会い、三公(左大臣・右大臣・太政大臣)になる相だと言われる話し。
第3席は、「宇治川の一番渡り」で、平家物語から佐々木・梶原が宇治川の一番渡りを争う話し。