清盛ゆかりの人々 「白河 法皇」

平成24年4月17日(火) 午後の部で実施
場 所: 明石市立男女共同参画センター
主 催: (財)兵庫県芸術文化協会
講 師: 茨城一成氏(日本歴史学会会員)
 後白河の曽祖父。堀川・鳥羽・崇徳天皇の三代に渡って院政
を行い、最高権力者として君臨いたします。洛中(京都市)が
一番で、世の中の重要な事はお寺のトップが夜決めたそうだす。
 また、熊野詣でが有名になったのは法皇のおかげです。
 花山上皇のときからほぼ百年後、1090年、「白河法皇」が熊野詣でを行い、実に9回もの熊野御幸を行ったそうです。
 また、「白河法皇」といえば、藤原摂間家から実権を奪い、(院政)を始めた法皇としても知られています。藤原氏の摂関政治は自分の娘を天皇に嫁がせ、生まれた男子を天皇にする。自分は天皇の外祖父として、実権を握るという摂関政治を行いました。
 しかしそれは、天皇に嫁がせた娘に男子ができなければ、藤原氏の政治的権力の基盤は失われてしまいます。白河天皇の祖父・後朱雀天皇には2人の皇子がいましたが、生活は非常に苦しく、母ともども尊仁親皇も反藤原になりました。
 院政には、良い効果と悪い効果があるのは、皆さんもご存じのとおりです。(写真は霊廟です)