高齢者社会のがん予防

日 時 平成24年5月10日(木)
場 所 宝塚医療開館
講 師 味木和喜子氏(宝塚健康福祉事務所)
 死亡原因第1位の「がん」について、がんを知り、がんと向き
合い、がんに負けることのない社会実現のための講演でした。
 生涯でがんで死亡する確率は、男性26%(4人に1人)女性
16%(6人に1人)だそうです。
 このがん対策としましては、①がんに罹る人を減らす、②早く
がんを見つける、③適切な治療を受ける、④正しい情報を得る 等々が重要です。
 まずがんに罹らないためには、その原因を知り対応することが大切で、たとえば「喫煙(→禁煙する)」「ウィルス感染(→除菌やワクチンの投与を受ける)」「食事(→塩分を控え、野菜や果物を多く摂る)」「運動不足(→活動的に過ごす)」「肥満等(→適正な体重を維持する)」等を心がける必要があります。
 また早期発見のためには、科学的根拠のある検診を定期的に受け、おかしければ早目に医療機関へ行くことです。
 医療機関でもその充実のため、各病院の役割分担や連携・医師の知識の習得等が急務であることは言うまでもありません。
 私達は正しい情報を得てこれに適切に対応すれば、「がん」のみならず、他の病気の予防にもなるというものです。