公共の健診とその意義

日 時 平成24年5月17日(木)
場 所 宝塚医療会館
講 師 佐藤聖子氏(宝塚市健康推進課長)
 市の実施しています健診とその内容につきまして、3つのキー
ワードすなわち①特定健康診査・後期高齢者健診診査、②がん
検診、③介護予防・・・でもって説明がなされました。
 ①は、従来の基本健康診査を発展させたもので、メタボに着目
して内臓脂肪・高血糖・高血圧・高コレステロール等、いわゆる
生活習慣病に対応したものです。
 なお健診のお知らせは、各々の誕生月または前年度受診月を勘案して送付しているとか。
 ②は、現在の死亡原因のトップである「がん」の検診で、検診の種類は大腸がん、胃がん、肺がん、乳がん、子宮頸がん、前立腺がん・・・があります。
 これは平成18年に施行された「がん対策基本法」を受けて実施しているとのことです。
 国は受診率を50%以上を目指しているそうですが、兵庫県は遠くおよばず、今のところ48都道府県中ビリから7〜8位と低調だそうです。
 ③は、高齢化社会が到来して、介護必要者が増加傾向にあり、これの対策を講じている由で、たとえば口腔ケア(4日間)や運動器の機能向上(10日間)があります。
 何はともあれ、「生活不活発者」を出さないことに心をくだいているとのことでした。(写真は講習会場)