メタボリックシンドロームの予防

日 時 平成24年5月17日(木)
場 所 宝塚医療会館
講 師 荒木浩士氏(宝塚市医師会)
 メタボとは、内臓脂肪の蓄積やインスリン抵抗性(血中のバラ
ンスを保つ)低下と糖代謝異常等のことで、主として過栄養と
運動不足により起こるものです。
 これが進行しますと生活習慣病になり、動脈硬化症(狭心症や
脳卒中等々)を引き起こします。
 現在のメタボの診断基準は、ウエストが男性:85cm以上・女性:90cm以上で、かつ次の項目のうち2つ以上が該当する場合を言います。
 (イ)中性脂肪が150mg以上またはHDLコレステロールが40mg以下。
 (ロ)血圧が130以上でかつ(または)85以上。
 (ハ)空腹時の血糖が110mg以上。 ・・・です。
 メタボは、各々の疾患の予備軍であるため、特に早期発見・早期治療が重要です。
 さて、それではメタボにならないための予防ということになりますが、広義の意味では「生活習慣の改善」ということになります。
 具体的には、①禁煙、②適度な運動、③バランスのとれた食生活、④アルコールの制限、⑤適正体重(BMI:22〜23位)の維持、⑥減塩・・・等々ということでしょう。(写真は、講習会場です。)