高血圧・食塩との関係

日 時 平成24年5月24日(木)
場 所 宝塚医療会館
講 師 平田展章氏(宝塚市医師会)
 血圧とは血管にかかる圧力のことで、これが高いと血管に負担
がかかるので、血管が硬く、もろくなってしまいます。
 柔軟性を失った血管は壊れやすく、脳・心臓・腎臓等々に障害を
もたらします。
 高血圧とは140以上・90以上で、様々な病気の原因となります。
 たとえば脳卒中で、これは午前中に発症しやすいというデータが出ており、心筋梗塞は起床後1時間以内に多発すると言われています。
 特に日本人は食塩の摂取量が多く、厚労省は1日:6gに落とすよう目標値を定めています。
 ただ落とし過ぎても危険で、1日:3.8gまでなら安全である由です。
 参考までに食品の塩分量の目安ですが、ラーメン1杯:6.0g、味噌汁1杯:2.2g、カツ丼1杯:4.3g、チャーハン1杯:2.6g、梅干し1個:2.2g・・・等々だそうです。
 そこで高血圧の予防ということになりますが、日頃から気をつけたいことは、①減塩を心がける、②肥満に注意、③バランスのとれた食生活、④ストレスをためない、⑤適度な運動を定期的に、⑥日常生活は規則正しく、⑦アルコールはほどほどに、⑧禁煙の実行、⑨便秘の解消、⑩定期的な血圧測定・・・等々、要は自己管理が重要ということでしょう。