眼の健康を守るために

日 時 平成24年6月28日(木)
場 所 宝塚医療会館
講 師 横山健二郎氏(宝塚医師会)
 人は情報の90%を目から得られるとかで、視覚は重要な五感
のひとつです。
 その大切な目の失明原因としましては、①緑内障、②糖尿病
網膜症、③加齢黄斑変性等があるとのこと。
 ①は、視神経に障害が起きて視野が欠ける病気で、これの
治療法としましては、薬物療法・レーザー治療(房水の流失を促進する)・手術(房水の流れを良くする)があります。
 ②は、高血糖状態の持続により、網膜の血管が弱くなって出血等が起こるもので、治療法は網膜光凝固術(網膜の酸素不足を解消)・硝子体手術(眼内の増殖組織や出血を取り除く)です。
 ③は、加齢に伴う黄斑の変化によって起こる疾患で、治療法は薬物療法・光線力学療法(レーザーを病変に照射)・レーザー光凝固術(レーザーで病変を凝固、破壊)・手術がある由です。
 しかし日頃から検診を受ける等して早期発見を心がけることが重要で、因みに一般的な検査としましては、視力検査・眼圧検査・眼底検査・視野検査等があります。
 また日常的な注意点としましては、禁煙をし、食事は緑黄野菜(ほうれん草やブロッコリー等)、緑茶、果物・牛肉、レバー等、カロチノイドを多く含む食べ物を摂ることだそうです。