清盛ゆかりの人々 「平 清盛」

平成24年9月11日(火) 午後の部で実施
場所:明石市男女共同参画センター
主催:(財) 兵庫県芸術文化協会
講師:茨木一成氏(日本歴史学会会員)
 平安末期の政治家。平忠盛の嫡男で、父の死後平氏武士団の
棟梁となり、保元・平治の両乱で勝利をおさめ、全権を握る。
仁安2(1167)には太政大臣の極管にのぼる。翌年病により
出家し、摂津福原に引退するが、その後も権力を掌握して、
日宋貿易などの推進に努めます。しかし、平治の乱で義朝が敗れたのち、常盤御前は幼い子達を連れて逃げまわり、母が人質になっているのを知り、覚悟を決めて六波羅に自主し、「今若、音若、牛若」の命乞いを行い、それを許しました。たぶん、すでに頼朝を助命していましたので、それ以上幼い子達を殺すことはしなかったと思います。常盤御前を妾にしたかは資料がありません。後年の物語の中で書かれているだけです。 また、後白河上皇の院政なども軍力で中止し独裁権力を確立しますが、この政変により反平氏勢力の蜂起が起こり、翌年全国的な内乱状態となってしまいました。 
浄瑠璃とか舞台で演じるには、面白くなくては駄目で、後年の物語のなかで作者に勝手に変えられた可能性もありますね。
 1時代を築きましたが、やり方が少し強引すぎました。