ひょうご講座 「放射線について」

平成:24年10月4日 (木) 午後の部で実施
場所:県民会館
講師:甲南大学理工学部教授 秋宗 秀俊
 放射性物質にはさまざまな種類があり、放射性物質によって、
放射線の種類やエネルギーの大きさが異なるため、単に放射
性物質の量が多いからといって、それだけで人体に与える影響が
大きくなるとは限りません。
 放射性物質による人体への影響は,放射性物質の種類や放射線
の種類、エネルギーの大きさを考慮した「シーベルト」という単位で表されます。 一方、放射性物質の量を表す単位は「ベクレル」であり、この数値を単純に比較しても人体への影響度合いを比較したことにはなりません。
 ベクレル(Bq):放射性物質が放射線を出す能力(放射性物質の量)を表す単位。
 シーベルト(Sv):人の体が放射線を受けた時の影響を表す単位。
 (ミリシーベルトはシーベルトの1/1000)です。 六ヶ所再処理工場から放出される放射性物質の影響については、年間の最大処理量である800トンを再処理した際の推定年間放出量は、年間約(0.22ミリ・シーベルト)と思われ、法律で定められている(1ミリシーベルト)を大きく下回ることが確認されているとのことでした。 なお人口放射線は、(CTスキャン、胃とか胸のX線集団検診に必要)で、最近は歯科医にも常備していますので、余り怖がる必要は無いかと思われます。