日 時 平成24年10月10日(水)
場 所 宝塚医療会館
講 師 冨井 厚氏(宝塚医師会)
眼科のさまざまな患者の訴えや症状と主な治療方法について
ご教示を賜りました。
患者の多い訴えは、①物が二重に見える。②目が充血してき
た。③目がかすれてよく見えない。④虫・ゴミ・髪の毛のようなも
のが飛ぶ。等々 多岐にわたっています。
①は、片目だけの場合は白内障や乱視が原因ですが、両目となると神経の麻痺・目の周りの骨の骨折等も疑われ、前者なら内服治療、後者なら手術治療も考えなければならないようです。
②は、結膜炎や結膜下出血が原因の場合が多く、点眼治療が施されますが、他にも異物の付着や感染症の場合もあるので、注意が必要とのこと。
③は、白内障や緑内障が進んだ場合に見られ、その他血流が悪くなってきた時とか眼底出血等でも症状が出てくるので、点眼・内服・レーザー治療の他、外科的治療も考慮される由。
④は、網膜裂孔や網膜剥離が原因の場合があり、前者ならレーザー治療を、後者なら外科的治療を行うことになるのだそうです。
目の症状の中には、思わぬ病気がひそんでいることがあり、やはり早期発見・早期治療がより良い視機能への回復の近道であると思われます。