実は怖い冬の感染症

日 時 平成24年12月1日(土)
場 所 ソリオホール
講 師 小林敦子・新 康憲・春藤和代各氏(市立病院)
 冬の感染症として、インフルエンザとノロウイルス感染症に
ついて、宝塚市立病院の医師・薬剤師・看護師から、その
症状・予防・治療等についてご説明をしていただきました。
 インフルエンザの症状は、突然の熱発と上気道炎症状や
全身症状(関節痛・筋肉痛)等で、ノロウイルスの場合は、
突然の水様性の下痢や嘔吐ならびに微熱や全身筋肉痛等々です。
 これら感染症の予防は、まず手洗いやうがいの励行・適度な湿度・充分な休養とバランスのとれた食事・人混みや繁華街への外出の控え(特に基礎疾患のある人)・ワクチンの接種等です。
 前述の「ワクチン」は、接種すれば絶対にかからないというものではありませんが、予防には効果的で、卵アレルギーやけいれんの既往歴のある人以外は、出来るだけ接種することが望ましいとのことでした。
 また万一 インフルエンザにかかった場合は、飲み薬・吸入薬・点滴により治療をほどこす由ですが、発症から48時間以内が効果的なので、出来るだけ早く医療機関に行くことが大切になってきます。
 それらしい発熱者が発生したら、出勤・登校しない・マスクを着用する・近くのクリニックに早く受診する等々も大事な配慮です。
 日頃から手洗いやうがいを習慣化し、スタミナをつけてこの冬を乗り切りましょう。