会津藩の悲劇

日 時 平成25年1月28日(月)
場 所 大社公民館
講 師 霜澤喜代子氏(西宮東高校教諭)
 今年の大河ドラマ「八重の桜」の主人公・新島(山本)八重は、
1845年会津藩の砲術師範の山本家に生まれます。
 少女時代は男勝りで、手芸や裁縫よりも駆けっこや石投げ等
が常でした。
 そのうち、兄・覚馬から砲術やオランダ語の手ほどきを受ける
ようになっていきます。
 そのような中、世間は倒幕の時代へと傾き、幕府に忠誠を誓う会津藩は京都守護職に任じられます。
 やがて戊辰戦争が始まり、藩は朝敵の筆頭となり、山本家の運命も一変いたします。
 すなわち、八重の弟・三郎は鳥羽伏見の戦いで戦死し、兄・覚馬も行先不明となり、父・権八もまた会津城下の戦いで戦死してしまいます。
 このように、山本家・会津藩とも悲劇に襲われ、そして敗戦となります。
 戦後、八重は行先不明だった兄・覚馬が京都に居ることが判明し、母ともども京都に赴き、そこで後に夫となる同志社の創設者・新島 襄と出会うことになります。
 因みに、「同志社」と命名したのは、兄・覚馬であったとか。
(写真は、会津若松城です。)